グランドスラム・オブ・ダーツ(Grand Slam of Darts)

グランドスラムオブダーツ(Grand Slam of Darts)は、プロフェッショナルダーツコーポレーションPDC)が開催するダーツのメジャートーナメント(PDCプレミアイベント)。各PDCプレミアイベントの決勝戦に到達した選手や国際予選を通過したトップ選手が招待されるイベントである。

2007年に設立された大会で、ノンランキングイベントとして始まったが、2015年以降はランキングイベントとなった。毎年11月上旬に開催されている。

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歴史

グランドスラムオブダーツは2007年に始まってから2017年までは、毎年11月にウルバーハンプトン・シビッグホールで開催されていた。2018年からはシビックホールの改修に伴い、WVアクティブ-オルダーズリーに会場が移された。

もともとはPDCとブリティシュ・ダーツ・オーガニゼーション(BDO)の両団体から選手が招待されていたが、2020年にBDOは解散したため、その後の他団体の招待については明確にされていない。2010年大会で優勝したスコット・ウェイツは唯一BDOの選手としてグランドスラムで優勝したプレイヤーとなった。

2021年にファロン・シャーロックが女性プレイヤーとして初めてグランドスラムオブダーツのグループステージを通過する快挙を達成した。

賞金

グランドスラムオブダーツは賞金総額650,000ポンド、優勝賞金150,000ポンドが提供される。

順位(人数)賞金
勝者(1)£150,000
(2,700万円)
準優勝(1)£70,000
(1,260万円)
セミファイナリスト(2)£50,000
(900万円)
クオーターファイナリスト(4)£25,000
(450万円)
ベスト16(8)£12,500
 (225万円)
グループ3位(8)£8,000
(144万円)
グループ4位(8)£5,000
(90万円)

歴代の決勝戦

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優勝スコア準優勝
2007 フィル・テイラー (101.75)18–11 アンディ・ハミルトン (100.97)
2008 フィル・テイラー (106.25)18–9 テリー・ジェンキンス (100.92)
2009 フィル・テイラー (103.94)16–2 スコット・ウェイツ (94.16)
2010 スコット・ウェイツ (99.86)16–12 ジェイムズ・ウェイド (92.79)
2011 フィル・テイラー (109.04)16–4 ゲイリー・アンダーソン (98.92)
2012 レイモンド・ヴァン・バーナベルド (95.79)16–14 マイケル・ヴァン・ガーウェン (98.55)
2013 フィル・テイラー (98.14)16–6 ロバート・ソーントン (97.02)
2014 フィル・テイラー (102.45)16–13 デイブ・チズネル (98.02)
2015 マイケル・ヴァン・ガーウェン (100.94)16–13 フィル・テイラー (102.53)
2016 マイケル・ヴァン・ガーウェン (98.74)16–8 ジェイムズ・ウェイド (90.73)
2017 マイケル・ヴァン・ガーウェン (102.18)16–12 ピーター・ライト (97.71)
2018 ガーウェン・プライス (96.70)16–13 ゲイリー・アンダーソン (97.25)
2019 ガーウェン・プライス (107.86)16–6 ピーター・ライト (96.28)
2020 ホセ・デ・ソウサ (99.95)16–12 ジェイムズ・ウェイド (94.26)
2021 ガーウィン・プライス (103.90)16–8 ピーター・ライト (91.51)
2022 マイケル・スミス (96.84)16–5 ネイサン・アスピナル (90.94)
2023 ルーク・ハンフリーズ (104.69)16–8 ロブ・クロス (103.61)

ナインダーツ

2022:ジョシュ・ロック
2008ジェイムズ・ウェイド
2014キム・ハイブリクス
2015デイブ・チズネル
2018ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ
2022ジョシュ・ロック
2023ライアン・サール
その他PDCイベント
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