2026年1月1日、アレクサンドラ・パレスで開催されたパディパワー世界ダーツ選手権大会18日目の準々決勝で、23歳のジャン・ヴァン・ヴィーンが世界ランク2位のルーク・ハンフリーズを5-1で圧倒し、大会初の準決勝進出を果たした。ヴァン・ヴィーンのほか、ルーク・リトラー、ゲイリー・アンダーソン、ライアン・サールがベスト4に駒を進めた。
ヴァン・ヴィーンがハンフリーズを圧倒
欧州王者のヴァン・ヴィーンは、この日アベレージ105.41、11本の180点(マキシマム)を記録する圧巻のパフォーマンスを披露。ハンフリーズとの2025年の対戦成績を5戦全勝に伸ばし、世界最高峰の舞台で実力を証明した。
「本当に嬉しい。とても誇らしい気持ちです」とヴァン・ヴィーンは語った。「今日は本当に良い感覚でした。ルークは素晴らしい選手で、彼を倒すには最高のパフォーマンスが必要だとわかっていました。欧州選手権がキャリア最高の勝利だと思っていましたが、これはおそらく私のキャリアで最大の勝利です。この気持ちは言葉では言い表せません」
ヴァン・ヴィーンは120点、124点のフィニッシュを決めて先制すると、第3セットで主導権を握り返し、圧巻の170点フィニッシュと10ダーツフィニッシュで3-1とリード。第5セットのデシダーレッグ(最終レッグ)も制し、最後は11ダーツフィニッシュでフィニッシュを飾った。なお、ヴァン・ヴィーンは今大会後、マイケル・ヴァン・ガーウェンを抜いてオランダのナンバーワンプレーヤーとなる。
リトラーが圧勝で4強入り
ディフェンディングチャンピオンのルーク・リトラーは、クシシュトフ・ラタイスキを5-0のストレートで下し、連覇に向けて順調に駒を進めた。
リトラーは開幕セットを170点フィニッシュで奪うと、そこから7レッグ連取の猛攻を見せた。128点のブルフィニッシュや2本の100点フィニッシュを決め、第4セットでラタイスキが反撃を見せたものの、冷酷に試合を終わらせた。
「今夜は快適ではありませんでしたが、勝ちは勝ちです」とリトラーは語ったが、実際にはアベレージ100、10本の180点、ダブル成功率55%という圧倒的な数字を残した。「ダーツの持ち方を変えていたんです。でも毎日試合ができるので、明日はもっと良いパフォーマンスができると思います」
サールとアンダーソンも準決勝へ
38歳のライアン・サールは、第5シードのジョニー・クレイトンを5-2で破り、世界選手権初の準決勝進出を果たした。サールは3-0とリードを奪い、大会通算17セット連取を記録。第5セットの重要な場面で111点をチェックアウトし、勝利を手繰り寄せた。
「特別な気持ちです」とサールは語った。「今日はスコアリングが良くなかったですが、プレッシャーのかかる場面で良いフィニッシュが出せていたと思います。明日どうなるか楽しみです」この結果により、サールは暫定で初めて世界ランクトップ8入りを果たした。
2度の世界王者ゲイリー・アンダーソンは、大会のダークホースだったジャスティン・フッドを5-2で下し、自身8度目の準決勝進出を決めた。アンダーソンは終盤に怒涛の攻勢を見せ、最後の10レッグ中9レッグを奪取。72点、98点、121点、161点のチェックアウトを連続レッグで決める圧巻のフィニッシュワークを披露した。
「今日の観客は、今まで聞いたことのないような歓声でした」とアベレージ99.44を記録したアンダーソンは語った。「ジャスティンは今年の自分の活躍を一生忘れないでしょう。誰も彼を知らなかったと言われていましたが、今は誰もが知っています」
準決勝の対戦カード
1月2日(金)の準決勝では、リトラー対サール、ヴァン・ヴィーン対アンダーソンの対戦が予定されている。11セットマッチで行われる。
準々決勝結果(1月1日)
- ライアン・サール 5-2 ジョニー・クレイトン
- ゲイリー・アンダーソン 5-2 ジャスティン・フッド
- ルーク・リトラー 5-0 クシシュトフ・ラタイスキ
- ジャン・ヴァン・ヴィーン 5-1 ルーク・ハンフリーズ

