夢の1週間をシニア初タイトルで締めくくる
16歳のアーチー・セルフが、10月31日(土)の夜、ポーツマスで行われたMODUSスーパーシリーズのシリーズ15決勝でアンディ・ベーテンスを4-2で破り、初のシニアタイトルを獲得した。バークシャー出身のセルフは、決勝の終盤にチームの声援に苛立ちを感じた場面もあったと明かしながらも、「これが最大の功績です、100%。レイクサイドでは世界ジュニア王者になりましたが、あれはユースのキャリア。今回が初めて勝った大きな男子の大会です」と語った。
水曜には史上最年少のテレビ放映ナインダーター
セルフの夢の1週間は、水曜日のグループステージで始まった。セルフはテレビ放映された試合でナインダーターを達成し、イギリスのテレビで放映されたナインダーターとしては史上最年少となった。これまで記録を持っていたのはルーク・リトラーで、2024年1月のバーレーン・ダーツ・マスターズで17歳の誕生日を目前に控えて達成していた。セルフはそれより数週間若い年齢で記録を更新した。
世界選手権出場が目前に、ルーニーも称賛
翌木曜日には、セルフにとってさらに大きな知らせが届いた。トミー・モリスがプレイヤーズ・チャンピオンシップ32の決勝に進出したことで、チャレンジツアーランキング経由の出場枠が空き、セルフは世界選手権の出場圏内に入った。ただし出場が数学的に確定したわけではなく、11月4日・5日のプレイヤーズ・チャンピオンシップ33・34の結果を待って今週中に確定する見通しと報じられている。セルフを外すには極めて考えにくい結果の組み合わせが必要だという。
セルフの活躍はダーツ界の外にも広がった。元イングランド代表でマンチェスター・ユナイテッドのストライカーだったウェイン・ルーニーは、ナインダーターの映像に反応し、Xで「16歳。信じられない!素晴らしいよ、アーチー」と投稿した。
テイラーとルイスからの助言
16度の世界王者フィル・テイラーは、セルフについて「これからはさらに練習を重ねなければならない」と助言した。2度の世界王者エイドリアン・ルイスは「専念し続けて、楽しむこと。ツアーでは時に苦しくなることもある」と語った。
セルフは決勝を振り返り、「ずっと緊張していました。すべてが高めにいっているように感じました。ステムに向かって投げるように変えたらうまくいきました」と語った。そして世界選手権について、「プロツアーは4大会しか出ていないのに、世界選手権で21番人気だと言われました。『どうして?』と思いました。アレクサンドラ・パレスが楽しみですし、この調子を維持したいです」と話した。12月のアレクサンドラ・パレスでのデビューが、目前に迫っている。
