グランドスラム・オブ・ダーツ2026の出場権を懸けたツアーカード保持者予選が11月6日、レスターのマッティオリ・アリーナで行われ、91人が争った最後の10枠が決まった。第1シードのスティーブン・バンティングら10人が本戦への切符をつかみ、元世界王者のマイケル・スミスは2016年以来初めてグランドスラムに出場しないことになった。大会本戦は11月14日から22日までウルヴァーハンプトンのWVアクティブ・オルダズリーで開催され、今年から48人制に拡大、賞金総額は100万ポンド。48人のうち47人が確定し、残る1枠は11月6日から8日に行われる北欧&バルト選手権の優勝者に与えられる。
バンティングが貫禄の予選通過 アベレージは一度も100を下回らず
予選で最も印象的なプレーを見せたのはバンティングだった。初戦でアルノ・メルクをアベレージ101.55で5-0と圧倒すると、カラン・リズ戦も107.72の高アベレージで5-3と突破。最終ラウンドではジミー・ヴァン・シーヒを再び100超えのアベレージで5-2と下し、3試合すべてでアベレージ100以上を記録して本戦出場を決めた。
カレンが3-0から逆転、スミスは2016年以来の不出場
最大のドラマは最終ラウンドのジョー・カレン対マイケル・スミスだった。0-3とリードされたカレンがそこから逆転し、5-3で勝利。2022年のグランドスラム王者スミスは2016年以来初めてグランドスラムに出場しないことになった。一方のカレンは2022年以来のグランドスラム出場を決めた。カレンはこの日、101のアベレージを記録したスティーブン・バートンを破ったあと、グレッグ・リッチーを5-0で下して最終ラウンドに進んでいた。
予選通過10人の最終ラウンド結果
スティーブン・バンティング 5-2 ジミー・ヴァン・シーヒ
マイク・カイヴェンホーフェン 5-2 クリス・ランドマン
トム・サイクス 5-3 アダム・リーク
ラスティ=ジェイク・ロドリゲス 5-2 トム・ビッセル
ニコ・シュプリンガー 5-1 ステファン・ヘンデリック
リッキー・エヴァンス 5-3 クリスト・レイエス
カール・スネイド 5-2 アンディ・ボウルトン
ブラッドリー・ブルックス 5-2 デイブ・チズネル
ジョー・カレン 5-3 マイケル・スミス
アラン・スーター 5-3 マイク・デ・デッカー
シュプリンガーは112.25、ブルックスも106超えの高アベレージ
ニコ・シュプリンガーは最終ラウンドで112.25という驚異的なアベレージを記録し、ステファン・ヘンデリックを5-1で破って2年連続のグランドスラム出場を決めた。ブラッドリー・ブルックスも106.31のアベレージでチズネルを5-2と下した。昨年の準々決勝進出者リッキー・エヴァンスは、クリスト・レイエス戦で0-3とリードされながら161、70、100、そして試合を決める124のフィニッシュで5-3と逆転勝ちした。ラスティ=ジェイク・ロドリゲスは2021年以来の出場。カール・スネイド、マイク・カイヴェンホーフェン、トム・サイクスはグランドスラム初出場となる。
敗れたビッグネーム チズネルは2年連続不出場、ライトやファン・バーネフェルドも逃す
最終ラウンドで敗れたチズネルは、自身初めて2年連続でグランドスラムを逃した。元ワールドグランプリ王者のマイク・デ・デッカーは2022年大会準々決勝進出者のアラン・スーターに5-3で敗れた。3度の準優勝経験があるピーター・ライトはオスカー・ルカシアクに5-2で敗れ、再び出場を逃した。5度の世界王者レイモンド・ファン・バーネフェルドやディルク・ヴァン・ダイヴェンボードも出場権を得られなかった。第2シードのダニー・ノッパートは初戦でキーン・バリーに敗退。デイモン・ヘタはPDCツアー参戦以来初めて2年連続でグランドスラムを逃し、ダリル・ガーニーも初戦で姿を消した。ディミトリ・ヴァン・デン・バーグは初戦でアベレージ73と振るわず敗退し、2024年大会の準優勝者マーティン・ルークマンも出場を逃した。予選を辞退していたゲイリー・アンダーソンも今年のウルヴァーハンプトンには出場しない。
情報源:Darts World「Final Ten Grand Slam Qualifiers Confirmed」、Dartsnews「Stephen Bunting headlines Grand Slam of Darts qualifiers, Cullen takes down Smith as Chisnall, Wright, van Barneveld miss out」

