プレイヤーズ・チャンピオンシップ34で初優勝を飾ったトミー・モリスが、試合後のインタビューで喜びを爆発させた。11月5日にレスターで行われた決勝でルーク・ハンフリーズを8-5で破り、ツアーカードを持たない選手として史上6人目のPDCランキングタイトル獲得者となったモリスは、「何もないところから来たんだ。ツアーカードさえ持っていないのに、ここまでやってのけた」と感無量の様子で語った。親友マーヴィン・キングへの感謝も忘れず、「夕食はおごるよ、相棒」と笑顔で約束した。
キングとの絆「夕食はおごるよ」
モリスは今季、チャレンジツアーやMODUSスーパーシリーズで活躍し、プロツアーの舞台にたびたび姿を見せてきた。その中で親交を深めたのが、ベテランのマーヴィン・キングだ。モリスはキングについて「ルークもマーヴも、みんなが本当に温かく迎えてくれた」と語り、初優勝の喜びを分かち合う相手としてキングの名を挙げた。
「夕食はおごるよ、相棒。そう言ってるんだ。さあ、行こう!」――モリスのこの一言は、PDCの公式インタビュー動画でも紹介され、ファンの間で話題になっている。34歳のモリスは「これまで何も勝ったことがないんだ。地元のウィンボーン選手権だけだよ。それだけなんだ」と明かし、PDCの大会での初優勝がいかに大きな意味を持つかを語った。
昨年はテレビで見ていたハンフリーズを破る
決勝の相手ハンフリーズは、モリスにとって憧れの存在だった。「彼は本当に尊敬する選手の1人だよ。去年はテレビで彼を見ながら『自分にもできる』と思っていたんだ。だから、こうして彼を破ることができて、本当に本当に誇りに思う」とモリスは語った。
決勝は2-0とリードされながらも逆転し、最後は161チェックアウトで締めくくった。「ただ決めるだけ。それであの男に勝つんだ」。モリスは「何もないところから来た。ツアーカードも持っていない。家族のために、地元のために戦っているんだ」と繰り返し、喜びをかみしめた。
モリスは今季、デン・ボスで行われたプレイヤーズ・チャンピオンシップ32でも決勝に進出しており、優勝は時間の問題と見られていた。準決勝ではクリスト・レイエスを7-4で破り、決勝では世界ランキング3位のハンフリーズを破って初のランキングタイトルを手にした。
次の目標はツアーカード「これが夢なんだ」
モリスは年初の目標だった世界選手権出場を、チャレンジツアーのランキング3位で果たした。優勝により、グランドスラム・オブ・ダーツ(11月14〜22日、ウルヴァーハンプトン)、プレイヤーズ・チャンピオンシップ・ファイナルズ(11月27〜29日、マインヘッド)、そして12月11日に開幕する世界ダーツ選手権へのデビューも決まっている。
「これが夢なんだ。今年の初めの目標は世界選手権に出ることだった。次の目標はツアーカードを取って、みんなとフルタイムで一緒にやることだ」。モリスは「この数週間で素晴らしい選手たちを倒してきたし、最後にルークを破ったことが最高の締めくくりになった。これは間違いなく扉が開いた瞬間だ。本当に光栄だよ」と語った。
「トミー・ガン」の愛称で知られ、銃を撃つようなセレブレーションでおなじみのモリス。「自分には何もないところから来て、何もないところへ行く。でも今ここにいて、できることをやるだけだ。さあ、行こう」――快進撃を続ける34歳の物語は、まだ始まったばかりだ。
情報源:Dartsnews「”Dinner’s on me, mate”: Tommy Morris makes ecstatic pledge to Mervyn King after brilliant maiden ranking title win」、PDC公式「Morris breaks new ground with Players Championship 34 triumph」

