ウェッセル・ニイマン(オランダ)が3月15日、ドイツ・ゲッティンゲンで開催されたエルテン・セーフティ・シューズ・ヨーロピアン・ダーツ・トロフィーの決勝でガーウィン・プライス(ウェールズ)を8-3で破り、欧州ツアー初優勝を飾った。25歳のニイマンは決勝で平均100.8、ダブル成功率73%という圧巻のパフォーマンスを披露。賞金3万5000ポンドを獲得し、世界ランキングもトップ20入りを果たした。
圧倒的な強さで勝ち上がり
ニイマンは金曜日の初戦でクリスト・レイエス戦に苦戦したものの、その後は5試合連続で平均100超えという驚異的な安定感を見せた。日曜日の午後セッションではヒアン・ファン・フェーンを6-1で一蹴し、平均112.87をマーク。準々決勝ではジョシュ・ロックを平均106で6-2と退け、ダブル12でナインダーターのチャンスも演出した。
準決勝では同胞ニールス・ゾンネフェルトを7-1で圧倒。平均110.41、ダブル成功率64%という完璧な内容で決勝へ駒を進めた。
プライスを寄せ付けず
決勝の相手は欧州ツアー通算10勝目を狙うプライス。しかしニイマンは開始から圧倒的なダブルの精度を見せつけた。116、64、86のチェックアウトで3-0とリードすると、97と145の連続フィニッシュで6-1と大きく引き離した。最後は150フィニッシュ(ダブル18)で締めくくり、キャリア最大のタイトルを手にした。
「言葉では言い表せない気持ちです。一日中本当に調子が良かった。今日が自分がタイトルを獲る日だと思っていたし、それを実現できて本当に嬉しい」とニイマンは喜びを語った。
プライスは3度目の準優勝
プライスは決勝で力尽きたものの、週末を通じてダニー・ノッパート、ディルク・ファン・ドゥイフェンボーデ、デイモン・ヘタらを破り、2026年3度目のランキング決勝進出を果たした。「長い一日だった。最後はガス欠になってしまった。ウェッセルは素晴らしかった。いつか仕返しするよ」とプライスはニイマンを称えた。
その他の注目選手
ゾンネフェルトは準決勝に進出。その過程でマイケル・ヴァン・ガーウェンを6-2で破る快挙を達成した。オーストラリアのヘタは準決勝でプライスに5-7で敗れたものの、昨年8月以来の欧州ツアーでの勝利を挙げた。地元ドイツのニコ・シュプリンガーは、スティーブン・バンティングとロス・スミスを破りベスト8入りを果たした。
次回の欧州ツアーは3月20日から22日にかけて、ベルギーのウィーゼでベルギアン・ダーツ・オープンが開催される。世界チャンピオンのルーク・リトラーが3連覇を狙う中、ニイマンも連続優勝を目指す。

