ダーツは「毎回同じように投げる」ことがいちばん大切なスポーツです。最初に基本のフォームを覚えておくと、上達がぐっと早くなります。この記事では、立ち方(スタンス)・持ち方(グリップ)・腕の振り方(スロー)を図解で紹介します。
目次
ボードとの距離と高さ
| ソフトダーツ | ハードダーツ | |
|---|---|---|
| 投げる位置(スローライン)までの距離 | 244cm | 237cm |
| ブル(中心)の高さ | 床から173cm | |
1. 立ち方(スタンス)

立ち方は、ボードに対して体をどの向きにするかで3種類に分かれます。右利きなら右足、左利きなら左足を前に出し、つま先をスローラインに合わせて立ちます。
| スタンス | 体の向き | 良いところ | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| クローズド | ボードに対して横向き(前の足がスローラインと平行) | 肩・肘・ボードが一直線になり、腕をまっすぐ振りやすい | 体をひねるので、慣れないうちは窮屈に感じる |
| ミドル | 斜め45°くらい | 安定感と投げやすさのバランスが良い | 角度が毎回変わらないように、足の位置を決めておく |
| オープン | ボードの正面向き(前の足がボードを向く) | 自然な姿勢で立てて、ボードが見やすい | 上半身がぶれやすく、腕が体の前を通りにくい |
初心者におすすめなのはミドルスタンス
最初は、体が安定しやすく窮屈さも少ないミドルスタンスから始めるのがおすすめです。慣れてきたら、クローズド寄り・オープン寄りと少しずつ角度を変えて、いちばん投げやすい向きを探しましょう。
立ち方のチェックポイント
- 前の足に体重を乗せる:体重の多くを前の足にかけ、後ろの足はバランスを取る程度に添えます。
- 体を前に倒しすぎない:前に乗り出すとボードに近づけますが、体がぶれやすくなります。無理のない範囲で。
- 足の位置を毎回同じにする:スローラインのどこに立つか(真ん中・少し右など)を決めておくと、狙いが安定します。
- 投げ終わるまで体を動かさない:動くのは腕だけ。投げた後も、そのままの姿勢で1秒止まるくらいの意識で。
2. 持ち方(グリップ)

グリップは、バレルを何本の指で持つかで大きく分けられます。どれが正解というわけではなく、トッププロでも持ち方はさまざまです。
| グリップ | 持ち方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2本グリップ | 親指と人差し指でつまむ | 指の感覚がつかみやすく、離すタイミングを合わせやすい。ただし支えが少なく、ぶれやすい |
| 3本グリップ | 親指・人差し指・中指で持つ | いちばん一般的。支えが多く安定する。初心者におすすめ |
| 4本グリップ | 3本グリップに薬指を添える | 指で包むように持てて安定する。ただし指が多い分、離すタイミングをそろえにくい |
まずは重心を探そう
ダーツを人差し指の上に横向きに乗せ、左右に傾かずにバランスが取れる位置が「重心」です。親指を重心のやや後ろに当てると、ダーツがまっすぐ飛びやすくなります。
グリップのチェックポイント
- 強く握りすぎない:卵を持つくらいの力加減で、ダーツが自然に指から離れるのが理想です。
- ダーツの先を少し上に向ける:先が下を向いていると、ボードに刺さる角度が悪くなりやすくなります。
- 持つ位置を毎回同じにする:バレルの溝(カット)を目印にすると、毎回同じ位置で持ちやすくなります。
- 指はバレルの上だけ:シャフトやチップに指がかかると、離す時に引っかかって飛びが乱れます。
3. 腕の振り方(スロー)

- 構える:ダーツを目の高さに構え、狙う場所とダーツと目を一直線に合わせます。
- テイクバック:肘の位置はなるべく動かさず、肘から先だけを手前に引きます。引きすぎると戻す時にぶれるので、顔の近くまでで十分です。
- リリース:腕を前に振り出し、ダーツを押し出すように離します。指を開くのではなく、腕の振りで自然に離れるイメージです。
- フォロースルー:投げた後も腕を狙った方向へまっすぐ伸ばします。腕の止まり方が毎回同じになるのが理想です。
上達のコツ
- 力まない:ダーツは軽いので、強く投げる必要はありません。ゆったりしたリズムで投げましょう。
- リズムを一定に:構えてから投げるまでの時間を毎回そろえると、フォームが安定します。
- スマホで動画を撮る:自分のフォームを横から撮ると、肘が動いていないか、フォロースルーができているかを確認できます。
- トッププロを参考にする:PDCの選手は一人ひとりフォームが違います。選手名鑑で気になる選手を見つけて、試合の映像を参考にするのもおすすめです。
まとめ
投げ方の基本は「ミドルスタンスで前の足に体重を乗せる」「3本グリップで重心のやや後ろを持つ」「肘を固定して、毎回同じリズムで投げる」こと。フォームが固まってきたら、カウントアップで点数を記録しながら練習してみましょう。マイダーツ選びは最初に買うべきバレルとセッティングもどうぞ。

