日本の畦元隆盛、酒井素、龍波光彦の3選手が出場する2025/26 PDCワールドダーツチャンピオンシップの初戦対戦カードが発表された。
今大会から大会ルールが大幅に変更され、これまでの「PDC Order of Merit(PDCOOM)上位32名が2回戦(セカンドラウンド)から登場する方式」が廃止に。これにより、ルーク・リトラー、ルーク・ハンフリーズ、マイケル・ヴァン・ガーウェン といったトッププレイヤーが初戦から姿を見せる新フォーマットとなった。
その影響もあり、日本勢はいきなり強豪との対戦が決定。初戦で 龍波光彦がマイケル・ヴァン・ガーウェン、畦元隆盛がジェイムズ・ウェイドと激突する注目カードが組まれた。

12月17日(水) 畦元隆盛vsジェイムズ・ウェイド

ジェイムズ・ウェイドは、現在 PDCオーダー・オブ・メリット(OOM)7位につけるトッププレイヤーであり、主要タイトル11勝、キャリア通算49勝、公式戦9ダーツ6回達成という圧倒的な実績を持つ。
一時期はOOM順位が10位以下に沈んでいたものの、2025年に UKオープン準優勝(賞金1,000万円)、さらに ワールドマッチプレイ準優勝(賞金2,000万円) とビッグトーナメントで結果を残し、再び勢いを取り戻している。
12月18日(木) 酒井素vsティボー・トリコロール

ティボー・トリコロールは、2024年にPDCツアーカードを取得した選手で、前回の2024/25 ワールドダーツチャンピオンシップ では2回戦敗退という成績を残している。
現在の PDCオーダー・オブ・メリット(OOM)順位は61位。PDCではワールドダーツチャンピオンシップ終了時点で順位が64位未満となった選手はツアーカードを失う仕組みとなっている。このため、トリコロールが確実にツアーカードを維持するには、初戦で対戦する 酒井素戦に勝利することが不可欠であり、まさに“負けられない一戦”となる。
12月18日(木) 龍波光彦vsマイケル・ヴァン・ガーウェン

マイケル・ヴァン・ガーウェンは、言わずと知れたダーツ界のトッププレイヤーであり、現在の PDCオーダー・オブ・メリット(OOM)では3位につけている。PDCワールドダーツチャンピオンシップでは 過去3度の優勝を誇り、昨年大会でも 準優勝。名実ともに現代ダーツ界を象徴する存在だ。
さらに、主要タイトル51勝、キャリア通算181勝、公式戦9ダーツ達成20回 という圧倒的な記録を持ち、その実力と安定感は群を抜いている。
また、ヴァン・ガーウェンは自身が「ショートゲームよりロングフォーマットを得意としている」と公言しており、ロングフォーマットで行われるワールドダーツチャンピオンシップは、まさに真価が最も発揮される舞台と言える。
※龍波vsヴァン・ガーウェンの試合は現地時間12月18日(木)夜(日本時間では12月19日(金)早朝)


