マッチルーム・スポーツ会長で元PDC会長のバリー・ハーンが、世界ランキング1位のルーク・リトラー(19歳)に対し、若手選手の波が迫っていると警告した。ハーンは11月4日(水)のtalkSPORT「ブレックファスト」に出演し、2027年には十数人の若手選手がリトラーに挑戦してくるだろうと語り、その中でもミッチェル・ローリーとアーチー・セルフの2人の10代を名指しした。複数の若手選手が来年1月のQスクールでツアーカードを獲得する可能性があるという。
ローリーを「次のリトラー」と評価
ハーンがまず挙げたのは、15歳のスコットランド人ミッチェル・ローリーだ。ローリーは現役のJDC世界王者で、WDF世界ランキング1位。14歳で出場した2025年のWDF世界選手権では決勝に進出し、同団体のシニア大会に出場した最年少選手となった。先週金曜日にNetflixで生中継された「Beat Luke Littler」にも24人の挑戦者の1人として選ばれたが、抽選で対戦の順番が回ってこず、リトラーと対戦する機会はなかった。
ハーンはローリーについて「彼は素晴らしい選手だ。彼が次のルーク・リトラーになることを期待している。信じられるか? ルークはまだ20歳にもなっていないのに、もう彼に取って代わろうとしているんだ」と語った。ローリーは来年1月のQスクールへの出場を明言しており、16歳でプロへの第一歩を踏み出す見込みだ。
セルフは16歳でテレビ放映ナインダーター
もう1人の名前は、16歳のアーチー・セルフだ。セルフは先週、MODUSスーパーシリーズでテレビ放映では史上最年少となるナインダーターを達成し、リトラーが持っていた記録を更新した。その後、シリーズ15で優勝して初のシニアタイトルも獲得し、チャレンジツアー経由で2027年のPDC世界ダーツ選手権への出場も決めている。ハーンはセルフについても、1月のQスクールでツアーカードを獲得するとの見通しを示した。
ハーンは「ダーツ界に入ってくる才能には驚かされるばかりだ。我々は本当にいい状態にある」と語り、さらにこう続けた。「アーチー・セルフもその1人だが、私はおそらく12人ほど名前を挙げることができる。彼らは1月のQスクールにやって来て、ツアーカードを取りに来る。彼らは止められないだろう」。
「リトラーがすべて勝つから退屈」は時期尚早
ハーンは、リトラーの強さがダーツを退屈にしているのではないかという声についても、時期尚早だと退けた。「『リトラーがすべて勝つから少し退屈ではないか』と言われたことがある。だが考えてみてほしい、彼はここに来てまだ2年だ。まだ支配しているとは言えない。これからそうなるかもしれない。彼は素晴らしい選手だ」と語った。
一方で、ハーンは若手がすぐに頂点に立つわけではないことも強調した。ローリーが昨年のWDF決勝で4-0とリードしながら逆転負けしたことに触れ、「経験を積むには時間がかかる。それが当然だ」と述べた。
リトラーはプロ転向から3年足らずでPDCタイトル30勝、メジャータイトル14勝を挙げ、世界選手権も2連覇中だ。2026年の残りの出場はあと2大会で、次は11月14日から22日までウルヴァーハンプトンで行われるグランドスラム・オブ・ダーツ。リトラーは同大会の2連覇中の王者として出場する。その後、12月11日に開幕する世界ダーツ選手権で3連覇を目指す。
情報源:talkSPORT「Barry Hearn warns Luke Littler wave of young talent is coming to challenge him as two teenagers identified」、Dartsnews「”There’s a few haters out there that don’t like to see people win anything” – Barry Hearn defends Fallon Sherrock after controversial Netflix victory」

