ピーター・ライトはディミトリ・ヴァン・デン・ヴァーグを18-9に勝利し、2021年のPDCワールドマッチプレイを制しました。
ワールドマッチプレイはフィル・テイラーが過去に16度の優勝をしており、栄誉を称えて2018年より優勝者にはフィルテイラートロフィーが授与されている。
フィル・テイラーが引退前の2017年ワールドマッチプレイで16度目優勝をした際、決勝戦の相手はピーター・ライトだった。ピーター・ライトは「2017年の決勝戦はフィル・テイラーの最後のワールドマッチプレイである事に感情的になりすぎた。同じ過ちは2度と犯さない。」とタイトルに貪欲なコメントをしていた。
対するディミトリ・ヴァン・デン・ヴァーグは前回大会である2020ワールドマッチプレイのチャンピオンであり、2大会連続の優勝を狙っている。
そしてなんと、ディミトリ・ヴァン・デン・ヴァーグは流行する新型コロナウイルスの影響によってロックダウンされた際に、ピーター・ライトの家で3ヶ月を過ごしお互いを高め合っていたという。
当然、この運命的な2人によって行われた決勝戦は最高の盛り上がりを見せたのだった。
2021ワールドマッチプレイ試合結果
1回戦(ベスト32)
ガーウィンプライス 10 – 4 ジャーメイン・ワティメナ
ジョニー・クレイトン 10 – 7 ダーク・ヴァン・デュイベンボーデ
ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ 10 – 5 デヴォン・ピーターセン
デイブ・チスナル 10 – 8 フィンセントファンデルフォールト
ルークハンフリーズ 10 – 3 ジェイムズウェイド
クリストフ・ラタイスキー 10 – 4 ブレンダン・ドーラン
ロブクロス 10 – 8 ロス・スミス
カラン・リッツ 10 – 6 グレンデュラント
ピーターライト 10 – 2 ダニー・ノッパート
ジョーカレン 10 – 8 クリス・ドビー
マイケル・スミス 10 – 7 ライアン・サール
ホセ・デ・ソウサ 10 – 2 ガブリエルクレメンス
マイケル・ヴァン・ガーウェン 10 – 7 デイモン・ヘタ
イアン・ホワイト 10 – 7 ダリル・ガーニー
ゲイリーアンダーソン 10 – 5 スティーブンバンティング
ネイサン・アスピノール 10 – 6 マーヴィンキング
2回選(ベスト16)
ガーウィンプライス 11 – 3 ジョニー・クレイトン
ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ 11 – 8 デイブ・チスナル
クリストフ・ラタイスキー 11 – 5 ルークハンフリーズ
カラン・リッツ 11 – 8 ロブクロス
ピーターライト 11 – 5 ジョーカレン
マイケル・スミス 13 – 11 ホセ・デ・ソウサ
マイケル・ヴァン・ガーウェン 11 – 8 イアン・ホワイト
ネイサン・アスピノール 11 – 9 ゲイリーアンダーソン
準々決勝
ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ 16 – 9 ガーウィンプライス
クリストフ・ラタイスキー 16 – 8 カラン・リッツ
ピーターライト 16 – 7 マイケル・スミス
マイケル・ヴァン・ガーウェン 16 – 9 ネイサン・アスピノール
準決勝
ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ 17 – 9 クリストフ・ラタイスキー
ピーターライト 17 – 10 マイケル・ヴァン・ガーウェン
決勝
ピーターライト 18 – 9 ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ
2021ワールドマッチプレイ賞金
2021年PDCワールドマッチプレイは賞金総額は£700,000(2億2800万円)。順位に応じた賞金額は以下の通りとなる。
優勝:ピーター・ライト
£150,000(約2280万円)
準優勝:ディミトリ・ヴァン・デン・バーグ
£70,000(約1060万円)
3位タイ:マイケル・ヴァン・ガーウェン・クリストフ・ラタイスキー
£50,000(約760万円)
(以下選手名省略)
5位タイ:£25,000(約380万円)
2回戦敗退:£15,000(約230万円)
初戦敗退:£10,000(約150万円)